子どもの英語力を伸ばしたい親がするべき3つのこと 【体験談】

これからは英語ができて当たり前と言われて久しいですよね。

自分は英語ができなくても、子どもの英語力は伸ばしてあげたいなあ・・・というのは、親であれば一度は思うことではないでしょうか。

そこでこの記事では、私の経験上子どもの英語力を伸ばすためにしたほうがいいと思うことを3つほどお伝えします。

ちなみに、私は大学に入るまで留学もしたことがなければ、パスポートすら持っていませんでした。

ですが、親の英語力も海外経験も関係ありません。

子どもの興味・関心さえしっかりとらえることができれば、英語力は後から勝手についてくるというのが、子どものころ飛躍的に英語力を伸ばすことができた私自身の結論です。

成績と関係ないうちに、英語は「楽しい」と思わせる

自分が子どものころ、周りに一人や二人、絵を描くのが上手だったり走るのが早い子っていましたよね。

その子たちのことを思いだしてほしいのですが、学校の成績のために絵をかいたり、走る練習をしていた、なんて子がいたでしょうか?

たぶんいないですよね。

なぜその子たちが絵や走ることが得意になったか。

それは単純に、「そうすることが楽しいから」に他なりません。

英語だって同じことです。

親としては、最終的には科目としての英語も得意になってくれればこんなにありがたいことはないという気持ちもよくわかります。

ですが、ここはあえて回り道をしましょう。

成績とは関係のないところで「英語に触れることは楽しい!」と子どもに思ってもらうのが、子どもの英語力を飛躍的にのばすための重要なポイントです。

私自身、英語にふれたのはたまたま仲のいい友達が塾に通っていたからでした。

その友達と横にならんで簡単な英語を聞いたり書いたり話したりをするという、英会話教室と学習塾の間みたいな環境でしたが、勉強しているという感覚は一切なくて、単に「英語で遊んでる」というほうがしっくりきました。

毎週そこに行けば友達とも話せるし、なんだか知らないけど英語で話すとほめられるので、こりゃあいいや、と思ったものです。

そうこうしているうちに、中学校に上がる頃には圧倒的な英語力がついていたのですが、こうなってくるとますますドライブがかかって、一層英語が好きになります。

ですので、最初から成績のことなど考えず、子どもが素直に英語と触れ合える環境を整えるのがまず親のやるべきことです。

子どもの興味があることを、英語でやらせてみる

すでにお子さんが何かに興味がある場合、それは英語力アップの非常に大きな武器になりえます。

興味があることはほとんどなんでも大丈夫です。

サッカーでもダンスでも、あるいは楽器でもパソコンでもOK。

ポイントはそこにうまく英語を混ぜ込むことです。

例えば、ダンスや音楽が好きな子であれば、YoutubeでAmerica’s got talentという番組の動画を見てもいいでしょう。

最近は字幕機能もあるので、何を言っているのか最初は聴き取れなくても字幕を追うことでだんだん耳が追い付いてきますし、ボキャブラリーもあっという間に増えます。

特におすすめの動画はこちら。英語もそうですが、純粋に感動しますよ。

また、スポーツ選手のインタビューやTEDのスピーチなども、年齢を気にせず見せてしまって大丈夫。

興味さえあれば、子どもは放っておいてもどんどん英語表現を吸収していきますよ。

私自身はこの点どうだったかというと、映画が好きだったので、よく映画館に洋画を見につれていってもらいました。最初に見たのは「ゴーストバスターズ」でした。

以来すっかりSFやらホラーやらが好きになってしまい、中学校までにたぶん100本くらいは見たと思います。

自分としてはむしろ趣味として楽しんでいたのですが、関連する単語は勝手に頭に入ってきます。

それに、映画のサウンドトラックを買って歌詞カードをみながら歌を覚えていくうちにますます語彙は増え、英作文のもとになる例文も暗記していきました。

さらに、気がついたらリスニング力まで上がるという正のサイクルに知らない間にはまっていたのです。

「子どもの好きなこと+英語」というのがいかに強力な武器となるかお分かりいただけるのではと思います。

最後に一つ余談。

実は、小学生の子どもが今競技かるたにはまっています。

理由はカンタン、「ちはやふる」に影響されたからです。

そこでふと思い立ち、「ちはやふる」の英語版の単行本を買って与えてみました。もちろん、日本語のほうもセットです。

両方見比べながら何となく読んでいるのですが、それだけで語彙力は確実にアップしていますよ。

英訳された日本のマンガはたくさん出ていますので、子どもの英語力アップにはおススメです。

実際に英語を使う場を用意してあげる

もし、幸いにしてお子さんが英語に興味をもっているのであれば、絶対にやるべきは英語を使う場を用意してあげること。

これも私自身の経験からですが、英語の勉強をちょっとやるようになってから、学校に海外からの留学生が来たことがありました。

当時は小学生でしたから、正直なところ大した会話はしていません。いっしょにドッジボールしたりとか、そんなレベル。

でも、ほんのちょっとした言葉のやり取りだったり、これを言いたいけどなんて言えばいいんだろう・・・というのが全部まとめて、「もっと英語ができるようになりたい!」というモチベーションに転換したものです。

今は英語を使う場には事欠きませんね。

こと本件については、オンラインではなく生身の人間に会えるほうがいいと思います。

それこそ英会話スクールでもいいのですが、もし時間があるならサマーキャンプなどがおすすめです。

まとめ

最後にもう一度まとめます。

  • 成績と関係ないうちに、英語は「楽しい」と思わせる
  • 子どもの興味があることを、英語でやらせてみる
  • 実際に英語を使う場を用意してあげる

この3つを心がけるだけで、お子さんの英語力はきっと他の子とは段違いに伸びます。

多少時間はかかっても子どもの「目覚め」を信じて待ちましょう。

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