外資系企業に勤めていなくても、最近は海外から来たお客様や取引先との会議や打ち合わせがあってタイヘンだ、という人が増えているようですね。
自分で会議に出るのも一苦労ですし、会議の設営や司会進行をしたりするのも骨が折れますね。
今回はそんな「会議」に関する基本的な英語表現をまとめてみました。
会議を意味する2つの基本英単語とその違い
英語で「会議」というと、もっともよく使われる単語は“meeting”と“conference”です。
たまに、この2つの単語を「会議のサイズの違い」で区別すると思っている方がいますが、実はそうではありません。
meetingのほうは一般的な会議や打ち合わせを意味します。通常、ビジネスではこの単語を使うことがほとんどだと思ってもらって大丈夫です。
一方、conferenceのほうは、国や団体の代表者が集まって、政治・経済などの専門的な分野について話し合う「会議」という意味です。
ちなみに、”convention”という単語も”conference”と似たような意味になります。
ただ、面白いことに「電話会議」は一般的に内容を問わず “a conference call”とか “a telephone conference”と言います。
”a telephone meeting”ということもできますが、どちらかというと前の2つのほうが使用頻度が高いですね。
会議に関する英語の重要フレーズ10
「会議」という言葉とセットで使われることの多いフレーズを10個セレクトしてみました。
- 会議を開く: hold a meeting
- 会議を延期する: put off a meeting
- 会議に出席する: attend a meeting
- 会議に先立って: in advance of the meeting
- 会議の途中で: in the middle of a meeting
- 会議の後で(個別に): offline
- 会議で~を持ち出す: bring up – at the meeting
- (会議が)長引く: drag on
- 会議で話さない: remain silent at a meeting
- 会議を仕切る(司会をする): chair (moderate) a meeting
ここではあえてmeetingに揃えていますが、状況に応じてconferenceにしていただいてもOK。
それぞれ、例文にすると以下のような感じになります。
※少し形を変えているものもありますが、こういうバリエーションもあるんだな、くらいに考えてもらえばだいじょうぶです。
▶ We would like to hold a meeting next Thursday.
(来週の木曜日に会議を開きたいと思います。)
▶ I was not able to attend the meeting yesterday.
(私は昨日、その会議に出席できなかった。)
▶ Did you know that the meeting was put off?
(その会議、延期されたって知ってた?)※受け身の形になっています。
▶ Please let me touch on a few things in advance of the meeting.
(会議に先立ち、何点かお話させてください。)
▶ I almost fell asleep in the middle of the meeting.
(会議の途中で寝そうになった。)
▶ Let’s discuss this offline.
(この件は、会議が終わったら個別に話そう。)
▶ It came as a surprise that our manager brought up that matter at the meeting.
(課長が会議であの問題を持ち出したのは驚きだった。)
▶ I don’t want to attend this meeting because it will surely drag on and on.
(この会議には出席したくないな。長引くのが目に見えてるんだもん。)
▶ If you remain silent at a meeting, that means you are not adding any value.
(会議で何も話さないと、何の価値も付加できないということだ。)
▶ Ken is used to moderating a meeting so let him handle this one too.
(ケンは会議を仕切るのに慣れてるから、これも彼に任せよう。)
※最後の例文に出てくる、”be used to ~ing”は「~することに慣れている」という意味です。熟語としてよく出てきますのでセットで覚えておくと役に立ちますよ。
会議でよく出てくるほかの英単語・フレーズ
その他、会議に関連して使う英単語やフレーズもセットで覚えましょう。
(会議の)会場
会議の「会場」は“a venue”といいます。”venue”は「(会議などの目的でつかう)場所、会場」という意味の単語です。
同じ「場所」を意味する”place”とくらべて、より「特定の目的に合致した場所」というニュアンスが強い言葉になります。
▶ We need to book a venue for our next board meeting.
(次の取締役会のための会場を予約しないと。)
資料
会議の際に配布される「資料」は ”a (meeting) handout”というのが一般的な言い方です。
パンフレットであれば “a (meeting) brochure”という言い方もありですね。
▶ We are running out of handouts. Can you make a few more copies, please?
(資料がたりなくなってきてるな。もう何部かコピーしてくれる?)
庶務連絡・諸注意
会議の最初や最後でよく出てくる「庶務連絡」や「諸注意」を英語で”housekeeping”といいます。
会議の中身そのものとは直接関係ない、たとえば非常口はどこだとか、トイレがどこだとか、そんな話です。
(最初に庶務連絡です。)
全会一致
会議で「全会一致」というのを英語では”unanimous”や”by consensus”といいます。
consensusは日本語でも「コンセンサス」と言いますね。
また、unanimousは、「全会一致で〇〇した」という動詞にかかる場合、副詞の”unanimously”という形にかわります。
▶ The Board unanimously approved the 2018 budget.
(取締役会は全会一致で2018年の予算を承認した。)
▶ According to the rules, this proposal needs to be approved by consensus.
(規則によると、この提案は全会一致での承認が必要だ。)
議事録
会議が終わったあとに作られる「議事録」を英語で“minutes”といいます。「分」を意味するminiutesと同じスペルですね。
ちなみに、発音も同じで「ミニッツ」です。
▶ The minutes stand approved.
(議事録は承認されました。)
まとめ
会議に関連した英単語とフレーズを例文付きでご紹介しました。
会議は定型的なものが多いので、英語表現もいちど覚えてしまえば使いまわしのきくものが多いですよ。
最初にしっかり頭に入れれば、もう怖いものなしです。
言いよどみなく口から出てくるよう、例文を声に出して練習してみてくださいね。
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