グローバル化の影響でしょうか、名刺に英語の住所表記を入れる会社が増えてきました。
ですが、見ていると時折「ん??」という名刺があります。
これだとちょっとカッコ悪いですよね。
また、最近はあまり手紙を出さなくなりましたが、ビジネスにおいてはまだまだフォーマルなやりとりでは手紙が使われることがあります。
むしろ、フォーマルであるが故に手紙を出す、といってもいいでしょう。
それなのに、手紙の表に書いてある住所表記が誤っていたらカッコわるいことこの上ないですよね。
そんな恥ずかしい失敗を避けるため、この記事では「英語の住所表記」についてカンタンにまとめました。
この記事を参考にしていただければ、英語で住所を書く際に迷うこともなくなりますよ。
Contents
英語での住所表記の「型」を身に着けよう
まずは、英語で住所を書く際の「型」を見本でお示しします。
たとえば、日本語で
「〒123-4567 東京都千代田区紀尾井町1-2-3 エクストラマンション456号室」
という住所だったとしましょう。
この場合、英語ではこうなります。
# 456, Extra Mansion, 1-2-3 Kioi-cho, Chiyoda-ku, Tokyo 123-4567 Japan
ご覧いただいておわかりのとおり、基本的に住所を英語で書く場合、日本語とは順番が逆になります。
あと大事なことは、必ず最後に“Japan”と記載することですね。
この例を見ながら、以下詳細を説明していきますね。
マンションやアパートの「号室」の英語表記
マンションやアパートの「~号室」は英語の場合、“#~”と書けばOKです。
あっさりしてて楽ですよね。
ちなみに、#は”number”と読みます。
(“flat”というのは英語で「集合住宅」という意味です。)
当然ながら、一軒家にお住まいの場合はこの部分の表記は飛ばしてはじめればだいじょうぶです。
番地や町名の英語表記
次は番地や町名について。
「○○町1丁目2-3」という日本語での表記を英語にする場合、例文のとおり
1-2-3, ○○-cho という書き方もできますし、「丁目」をローマ字表記して
2-3, 1-cho-me, ○○-cho, という書き方でも問題ありません。
市や区、都道府県の英語表記
続いて、「千代田区」といった市区部分や、「東京都」といった都道府県の表記です。
まず市や区については
- Chiyoda-ku
- Chiyoda-city (wardは最近使いません)
- Chiyoda
のいずれでもOKです。
ちなみに、「郡」の場合はどうでしょうか。
「XXX郡」を英語にする場合は以下のとおり、
- xxx gun
- xxx county
- xxx
といった書き方になります。
最後に都道府県です。
通常、東京都の場合はTokyoだけ書けばOKです。Tokyo-toと書くことはまずありません。
(Tokyoという単語は、英語のボキャブラリーとして認知されていますしね。)
大阪府、京都府も同様で、Osaka/Kyoto-Fu と書くこともできますが、基本的にはOsaka/Kyotoでだいじょうぶです。
北海道も同じく、そのまま”Hokkaido”でOK。
県については、たとえば埼玉県なら
- Saitama-ken
- Saimata Prefecture
- Saitama
のいずれかとなります。
Prefectureというのが英語の「県」に相当する単語ですが、省略して”Pref.”と書いてもいいですよ。
イレギュラーな住所表記の英語表現はどうすればいい?
ほかにも、住所表記で知っておくべき英語表現については以下のようなものがあります。
「私書箱○号」の英語表記
私書箱がある場合には、住所の最初に
PO Box 123, 1-2-3, Kioi-cho, …という感じで記載します。
POは「Post Box」のことですので、参考までに覚えておきましょう。
「○○様方」の英語表記
○○様方、と書くときには、自分の名前に続けて ”C/O ○○” と書きます。
たとえば「田中一郎様方」なら”C/O Ichiro Tanaka”となります。
※この”C/O”というのは略語で、正式には”Care Of”といいますが、手紙で書く時はC/Oが一般的な表記です。
まとめ:英語と日本語は、住所表記を逆にするのが基本
英語で住所を書くのはいったんルールを覚えてしまえばまったく難しくありません。
ぜひ一度、自分の住所をこの記事にそって練習し、どこかにメモしておきましょう。
いざというときに応用がきいていいですよ。
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