あなたの英語をワンランクアップする、”hit”を使った英熟語コレクション5つ

みなさんこんにちは。

英会話でもうちょっと気の利いたことを言いたい、なんてよく思いませんか?

 

英会話の上達にはなんやかんや言って地道な勉強が一番なのですが、知っているだけで「あ、なんかネイティブっぽい」と思ってもらえるのは熟語(イディオム)です。

 

今回はhit”という動詞をベースにした、ちょっとオシャレな英語表現を集めてみました。

この記事にある表現をうまく使って、あなたの英語表現をレベルアップしましょう!

“hit”を使った英熟語その1: hit the book

直訳すると「本を叩く」になりますよね。

なんじゃそりゃ?と思われるかもしれません。

実はこれ、「一生懸命勉強する」という意味の熟語なんです。

 

そう言われると、何となくイメージわきませんか?
受験生が必死に勉強してると、まさに「本を叩く」くらい鬼気迫る感じがしますよね。

 

例文

I have an English exam coming up next week. I really need to hit the book.

(来週に英語の試験が迫っている。真剣に勉強しないといけないな。)

 

“hit”を使った英熟語その2:hit the road

この熟語は「出発する」という意味になります。

道に当たる、という直訳からも想像できるかもしれませんね。

 

ちなみに、この表現はアメリカ英語です。

そのためイギリスで使うと「?」となるかもしれませんのでご注意を。

 

例文

I think it is about time for us to hit the road.

(そろそろ出発する時間だと思うよ。)

 

“hit”を使った英熟語その3:hit the floor

この表現はそのまま、「床を叩く」という意味でも使えるのですが、熟語として使うと「床に伏せる」という意味になります。

あまりないと思いますけど、伏せろ、ってこの英語で言われて分からなかったら・・・撃たれますよね笑

 

例文

Barely had I hit the floor when the gunfight started.

床に伏せるとすぐに、銃撃戦が始まった。)

 

応用

この例文は「倒置法」という、単語の順番を入れ替えた構造になっています。

 

本当は、”I had barely…”という語順ですが、“barely”(かろうじて)を強調するために文頭にもってきています。

それにつられて、次の”had”も前に来る語順になるというルールです。

 

このあたりのちょっと込み入った文法の話は「受験英語」のカテゴリーで主に解説していますので参考にしてください!

 

“hit”を使った英熟語その4:hit the ground

これは他のものと比べると少しイメージがわきやすいかもしれません。

直訳で「地面を打つ」ですが、ほぼそのままの意味で、「落ちる」とか「地面に当たる」という意味です。

 

ちょっと応用して、”hit the ground behind the ball”というと、ゴルフの「ダフる」という意味にもなります。

 

また、うしろに”running” と言う単語を加えて”hit the ground running”というと、

「即戦力になる」という意味になります。

 

例文

We are looking for someone who can hit the ground running.

(私たちは、即戦力になる人を探しています。)

 

“hit”を使った英熟語その5:hit the hay

最後はこの熟語です。

hayは「干し草」という意味ですが、こうやってhitと組み合わせて使うと「寝る」という意味になります。

 

昔は干し草でベッドを作っていて、そこに体を当てる(hit)ことから転じた熟語です。

※ちなみに、“hay fever”というと「花粉症」の意。実は花粉じゃなくて干し草なんですね。

 

例文
I am so tired. I think I will hit the hay now.
(すごく疲れたな。もう寝よう。)

 

まとめ

今回は”hit”という単語に注目した熟語をご紹介しました。

最後にもう一回5つをまとめます。

<”hit”を使った英熟語5つのまとめ>

  • hit the book(一生懸命勉強する)
  • hit the road(出発する)
  • hit the floor(床に伏せる)
  • hit the ground(落ちる、地面に当たる)※うしろに言葉を付け足して応用可能
  • hit the hay(寝る)

 

使える機会があったら、ものは試しにぜひ口に出してみてください。

きっと、「おっ!」って言われると思いますよ!

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