英語の勉強にはいい辞書が欠かせません。
幸い今はオンラインでも英和・和英辞書がすぐ使えますね。しかもほとんどが無料。
では、あえて有料のオンライン辞書を使う必要はあるのでしょうか。
この記事では
- 英単語を調べるのはすべてGoogle翻訳で済ましている人
- オンライン辞書にお金を払う意味があるのか?と思っている人
- なぜ一部の機能が有料なの?と不思議な人
のために、有料のオンライン辞書の中身をご紹介します。
有料版はしっかり勉強したい人が使いこなせば十分もとを取れるように作られているので、この記事を読んで自分が使ってみたいと思う機能を見つけてみてくださいね。
Contents
有料のオンライン辞書をわざわざ使う意味って?
今は世の中とても便利ですよね。
スマホひとつあれば、Google翻訳やオンライン辞書の無料機能で英単語の意味を調べるくらいすぐにできてしまいます。
なので、みんながみんな有料版を使う必要もないかもしれませんし、ちょっとした確認だけならそれでいいかもしれません。
ただ、真剣に英語力をアップさせたいと思うのであれば、Google翻訳や無料版だけに頼るのはちょっと危険。
理由は主に2つあります。
1つ目の理由は、Google翻訳は例文を教えてくれないということ。
オンライン辞書の無料版もほとんどの場合、例文は載っていないか、あってもごくわずか。
実際に単語がどう使われているのかを調べたいときにはちょっと物足りないですよね。
2つ目の理由は、Google翻訳や無料版は英単語と1対1で日本語の意味を教えてくれますが、細かい用法や意味合いまでは伝えてくれないということ。
あくまで、「訊かれたことにしか答えない」というスタンスなので、逆に言うとそれ以上の広がりがないのがデメリットです。
単に単語の意味を確認するだけでなく、英語を勉強して会話や受験で使えるようになりたい!と思うのであればこれだとやや不安。
オンライン辞書を英語学習ツールとして位置付けるなら、有料版の機能は知っておいて損はないでしょう。
ではどのオンライン辞書がいいのか、という話になりますが、結論としてはできるだけ有名なものが信頼性も高くて使いやすいです。
おススメは「英辞郎 on the WEB Pro」と、「Weblioプレミアム」の2つ。
とりあえずこの2つさえ知っていればまず困ることはありません。
それぞれ中身を見ていきましょう。
アルク(英辞郎on the Web PRO)のオンライン英和・和英辞書の主な特徴は?
アルクのオンライン辞書は「英辞郎」というニックネームがついています。
有料版は「英辞郎 on the WEB Pro」となっていますが、無料版と比較した場合の特徴は以下のとおりです。
- 英和例文数125万件
- 和英見出し語数363万件(アップデートで増加中)
- 整列・頻度集計
- 広告表示なし
- 豊富な検索機能
- 2万件登録可能な単語帳
- アプリでもPro版を利用可能
- 年額3300円(月300円)
私はアルク派で常にパソコン上に有料版を起動させているのですが、使っていてありがたいのは検索候補を自動表示してくれる点。
これはある意味紙の辞書のメリットである、
「パラパラ辞書をめくっていろいろな単語に触れる機会を増やせる」
に最も近い機能です。
※紙の辞書と電子辞書についてもメリデメを比較していますので、興味がある方は併せてこちらの記事もご覧ください。
写真のように、単語を途中まで入力すると検索候補を表示してくれるので、こんな言い方もあるんだな、というのが知らないうちに身に付きます。
私が知る限りこの機能はアルクの有料版だけなので、次に出てくるWeblioプレミアムとどちらかいいか迷っている人にはぜひ知っておいてほしいポイントです。
Weblioプレミアムの主な特徴は?
(画像出典:https://uwl.weblio.jp/ps/)
アルクと並んでよく使われているのがWeblio辞書。
インターネットで英単語の意味を探そうとすると上位に出てくるので、使った人も多いのではないでしょうか。
もちろん、検索で出てくるのは無料版で、有料版のWeblioプレミアムには以下のような特徴があります。
- 広告の非表示
- 例文のカテゴリ検索
- SNSボタンの非表示
- 単語帳への登録可能な単語数 20,000語
- 単語帳で作成可能なフォルダ数 200個
- 語彙力診断テストの連続実施可能な回数 無制限
- 単語帳内の単語の横断検索
- 診断テストの最高記録データ保存
- スマホへ英単語を送る
- 英和和英辞典で、単語帳保存済み自動表示
- 年額3,600円(月300円)※キャンペーン期間は最初の2か月無料
Weblioの目玉はなんといっても「語彙力診断テスト」でしょう。
クイズ形式で自分の語彙力を判定してくれるのですが、これがなかなかよくできています。
最初はカンタンな語彙からスタートし、正解数が増えてくると英単語の意味を英語で答えさせるように問題が変化するなど非常に凝った作りです。
私も気づいたら15分くらい使ってしまいます笑
実は、無料版では1日4回しかトライできないのですが、有料版では回数制限なし。
ランキングも出るので、他人と競争するのが好きな人や、自分のレベルアップを目でみて把握したい人にはうってつけでしょう。
英辞郎とWeblio、結局のところどっちかいいのか?
有料版のオンライン辞書の2大ブランドである英辞郎on the Web PROとWeblioプレミアムはどちらがいいのでしょうか。
正直言って、細かくいろいろなポイントを取り上げて比較しだすともうキリがありません。
たとえば料金ですが、年間3,600円と3,300円にどこまでこだわるかなんてあまり関係ないですよね。
収録語数も多いに越したことはないでしょうが、じゃあ300万語には入ってこないけど1,000万語の中には存在する単語を探す機会が人生にどれだけあるだろう、という気もします。
ですので、英語学習というところにフォーカスするなら、ポイントとしては以下のような観点で選ぶのがいいでしょう。
英辞郎については以下のような点がいいところです。
・PCでもアプリでもPro版を利用可能で、どこでも使いやすい
対して、Weblioのおススメポイントは以下。
・様々な辞書を横断的に検索できる
※オンライン辞書以外に、紙の辞書や電子辞書のおススメも紹介していますのでご参考まで。
まとめ
無料で情報がいくらでも手に入る中、あえてオンラインの辞書にお金をかける意味って何?ということから考えてみました。
日本語の意味を確認する以上の機能を求めるのであれば、有料プランもそれなりに価値があるというのがひとつの結論です。
また、突き詰めると、オンライン辞書の使い方も結局は「自分が何を目的にするか」ということになります。
そこにどこまで投資するかというのはもちろん人それぞれですが、オンライン辞書だけでなく、紙の辞書や電子辞書も使うことで学習の幅は広がることでしょう。
随時変更の可能性がありますので、実際にご利用の際は、各公式サイト等で最新情報をご確認ください。
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