日本人は当たり前のように地震を経験しますが、海外から来ている人にとってはまったく未知の出来事だったりします。
そのため、中には必要以上に怖がったり、適切なアクションを取れない人もいたりします。
いざというときに、海外から来た人にアドバイスができるでしょうか?
今回は、日本にいるなら必ず知っておきたい「地震」に関する英語表現です。
知っておけばあなた自身だけでなく、周りの人の役にも立ちますよ。
「地震」の基本英単語とフレーズは?
まず、「地震」は英語で “an earthquake”といいます。もしくは単に”a quake”でもOK。
地震の強い、弱いについてはstrongとかweakではなく、”major”, “minor”という言い方をするのが一般的です。
▶ There was a minor earthquake in Tokyo last Friday.
(先週の金曜日、東京で弱い地震があった。)
▶ This building can withstand a major earthquake.
(この建物は強い地震にも耐えることができます。)
続いて、地震に関連するほかの英単語や、一緒によく出てきそうなフレーズもまとめてみてみましょう。
- 震源: an epicenter
- 揺れ: tremor; shaking
- 余震: an afterquake; an aftershock
- マグニチュード: magnitude
- 気象庁: the Japan Meteorological Agency
- 停電: power outage
- 交通機関の乱れ: disruption to (public) transport
- 地震保険: earthquake insurance
- 噴火: a volcanic eruption
- 津波: a tsunami
どれも、地震のニュースなどで必ず目にする単語やフレーズですよね。
これらを使った例文も下にご用意しました。
※たくさん覚えることがありますので、覚えやすいよう、ひとつの例文に複数の単語を入れています。
(その地震の震源は東京から200キロ離れていたが、激しい揺れを感じた。)
▶The Japan Meteorological Agency is concerned that a series of aftershocks might continue for some time.
(気象庁は、余震がしばらく続くかもしれないと心配している。)
▶ The magnitude 7.0 quake caused not only widespread disruption to public transport but also a major power outage in some cities.
(マグニチュード7.0のその地震により、広い範囲で交通機関の乱れが生じるとともにいくつかの街では大規模な停電が発生した。)
▶ Do you know that earthquake insurance covers a loss caused by a tsunami or a volcanic eruption?
(地震保険って、津波とか噴火によって起きた損害も補償するって知ってる?)
日本の「震度」に関する英語表現
マグニチュードは世界共通の単位ですが、「震度」というのは日本特有の表現です。
これも海外の人にはちょっとわかりにくいかもしれませんよね。
「震度」は英語では “a (JMA) seismic intensity”という言い方をします。
※seismicは「サイズミック」と発音しますので注意しましょう。たまにseismicもなく、単に”an intensity”という場合もあります。また、JMAは先ほど出てきた Japan Meteorological Agencyの略です。
なお、震度に付く「~弱」、「~強」はそれぞれ”lower~”, “upper~”といいます。
たとえば「震度5強」なら”an earthquake with a (JMA) seismic intensity of upper 5″となります。
震度に関するよくある表現を例文でまとめました。
(2011年には震度6強の激しい地震が仙台を襲った。)
▶ Although the magnitude of yesterday’s earthquake was 6.3, it still registered upper 5.
(昨日の地震のマグニチュードは6.3だったが、それでも震度5強を記録した。)
▶ In a quake with an intensity of lower 6, it is difficult to remain standing.
(震度6弱の地震では、立っていることが難しい)
▶ In Japan, we have an original earthquake intensity scale from 0 to 7. This quake had an intensity of lower 6, or the third from the top.
(日本に0から7までの地震の強さをあらわす指標がある。今回の地震は「6弱」で上から3番目の強さだった。)
※気象庁が震度のめやすをチラシにしています。こちらも参考にしてくださいね。
【リンク⇒ http://www.jma.go.jp/jma/en/Activities/intsummary.pdf】
まとめ
いざというときに役に立つ、地震関連の英単語と関連表現を例文を使ってまとめてみました。
地震に対する備えは、災害用品の備蓄や家具の転倒防止だけではありません。
緊急時に使える英語表現もマスターして、困っているだれかを助けられたら理想的ですね。
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