ロジカルで伝わる英語を話したいあなたが気をつけるべきたったひとつのこと

英語は多少話せるようになったけど、うまく外国人に何かを説明できない、という経験のある人は多いのではないでしょうか。

単語も文法も間違ってないのに、何となく伝わらない・・・とお悩みの方に効果があるのはズバリ、

「ロジカルに話す」

ことです。

ロジカルと言うとなんだか難しく聞こえますが、頭の良さは全く関係ありません。

要は英語の「考え方」に合わせればいいだけなのです。

 

そこで、今回は「伝わる英語のための、ロジカルな話し方」についてご紹介します。

伝わる英語のために必要な思考形態とは

 

ネイティブの人と会話をしていると、あるパターンがあることがわかります。

 

実は、彼らの頭の中にはネイティブスピーカー特有の思考形態があって、それに従って自然に話すようになっているのです。

その英語の思考形態は、

  • メインアイデア
  • 理由
  • 事例

という並びでできています。

 

ご覧のように、我々が物事を説明したり、話したりするときによく使う日本語の起承転結とは全く別ものなんですね。

ですので、この構成をそっくり真似すれば、「ネイティブにも伝わる話し方」ができるというわけ。

 

ちなみにこれは会話だけではなく、英語全般に言えることです。

例えば、英語のパラグラフ(段落)構成や、スピーキング、ライティングのテンプレートを思い出してみてください。

全部このフォーマットに沿っているのがわかると思います。

 

英語長文の段落を例にとっていうと、ほぼ間違いなく最初に「トピックセンテンス」というものがあります。

これは、「この段落は、この話についてのものですよ」という「メインアイデア」を示すもの。

そのあとに、「なんでそんなことを言うかというと・・・」という「理由」がきます。
(はっきり書いてないこともありますが)

最後に、理由を説明するための「事例」が来て、最初のメインアイデアをわかりやすくする、というのが英語のパラグラフの典型的な構成です。

ネイティブスピーカーはこういう構成を小さいころから学校で叩き込まれているので、知らず知らずのうちに「型」が身についているんですね。

ネイティブにも「伝わる」英語を話す型は?

ということで、英語で何かについて話すときはできるだけ、

  • メインアイデア
  • 理由
  • 事例
の流れを意識しましょう。

 

慣れてしまえば、むしろこっちの方が簡単なくらいですよ。

 

ひとつ例を挙げてみましょう。

たとえばですが、「日本に行くなら、どこがおススメ?」と訊かれて説明するとしましょう。

答えはいろいろあると思いますが、仮に「京都がいいと思うよ」という答えにするとします。

これが「メインアイデア」になるわけですね。

 

そして、これをサポートする「理由」を次にもってきます。

日本の中で、特に京都を勧めたい理由は何でしょうか。

これもいろいろあると思いますが、たとえば「歴史的な建物がたくさんある」なんていうのはアピール材料になりそうですよね。

 

この理由をわかりやすくするために、最後に事例をつかって理由を補足します

京都で有名な建物といったらたとえば、金閣寺や三十三間堂ですね。

これらを例にとって補足説明するとイメージがわきやすいでしょう。

 

まとめると、

  • メインアイデア:「京都がおススメの街である」
  • 理由:「歴史的な建物がたくさんあるから」
  • 事例:「例えば、金閣寺や三十三間堂という古くて有名なお寺がある」

 

という流れで答えることになります。

英語だとこんな感じでしょうか。

伝わりやすい英語の説明(例)

<メインアイデア>
I would definitely recommend that you visit Kyoto.
(京都に行くことをぜひおすすめするよ。)
<理由>
Kyoto is a perfect place for you because you can see a lot of historical temples.
(京都は歴史的なお寺がたくさん見られるから、うってつけの場所だよ。)
<事例>
For example, I think you should visit Kinkaku-ji, a golden temple which was built some five hundred years ago. It’s especially beautiful in the sunset as it reflects the sunlight.
(例えば、金閣寺に行ってみたらどうかな。500年くらい前に建てられた、金色のお寺なんだ。夕暮れ時にいくと、夕日を反射して特にきれいだよ。)

Also, Sanjuu-sangen-do is a popular place among tourists. There are more than one thousand statues of Buddha in the temple, and it is said that if you can find one which looks like you, it will bring you good luck.
(あと、三十三間堂も観光客に人気だね。お寺の中に1,000体以上の仏像があって、自分に似ているのを見つけると幸運をもたらしてくれるって言われてるんだ。)

 

こういう風に説明すると、ネイティブスピーカーにも話の流れがスッと理解してもらえます。

まとめ

英語がうまく伝わらなくてお悩みの方は、話すときの決まった「型」を意識すると一気に伝わりやすくなりますよ。

今回ご紹介したメインアイデア、理由、事例という3点セットは読解やライティングなどにも応用がききます。

英語を使う機会があればぜひ意識して使ってみてくださいね!

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