みなさんこんにちは。
喜怒哀楽を表現する単語はできるだけ豊かにしておきたいですよね。
そうするだけで英会話のレベルも上がりますし、何より話すのが楽しくなります。
今回は「楽しい」という感情にスポットをあてて、いろいろな「楽しい」をあらわす英単語の使い分けをみていきましょう。
Contents
英語で「楽しい」を表すのによく使う単語6つ
まずはざっと、「楽しい」を表す英単語を並べてみましょう。よく使うのは以下の6つです。
- fun
- joyful
- pleasant
- enjoyable
- delightful
- amusing
どれも「楽しい」なのですが、「楽しい」ことがいろいろあるのに対応して、使う単語も変わってきます。
以下、それぞれの違いを、意味と例文で詳しく説明しますね。
“fun”は「楽しい」の基本英単語!
まずは”fun”です。
「楽しい」を言うときのもっとも一般的な単語ですね。be動詞といっしょに、「~ is fun.」という形になります。
また、名詞の前につけて「楽しい○○」ということもできます。
ただし、ちょっとカジュアルな感じがしますので、そこだけ気をつけましょう。
funを使って「楽しい」を表現するときにはこんな感じになります。
(楽器を演奏するのは楽しい。)
I would like to focus on fun stuff.
(楽しいことだけにフォーカスしたい。)
あるいは、動詞にして「楽しむ」と言うことも可能。この場合は”have fun”という組み合わせになります。
(楽しんでる?)
We had a lot of fun at the party.
(私たちはパーティーでおおいに楽しんだ)
※ A lot of fun=「とても楽しい」です。
意味としては、純粋な「楽しさ」を表す単語がこの”fun”です。
これは「こっけいな、笑ってしまう」という別の意味なので要注意です。
使い方を間違えると、なんかちょっとバカにしたような言い方になってしまう可能性があるので気をつけましょう。
joyfulの使い方とニュアンス
次の”joyful”ですが、もとは「楽しさ」や「喜び」を表す”joy”からきています。
Joy+ful(いっぱい)=joyful となっているんですね。
意味も上のとおりで、「喜ばしい」「嬉しい」というニュアンスの「楽しい」になります。
(その結婚式は大変楽しい(喜ばしい)ものだった。)
I cannot forget my daughter’s joyful face when I took her to Disneyland.
(娘をディズニーランドに連れて行ったときの、娘の楽し(嬉し)そうな顔が忘れられない)
pleasantの使い方とニュアンス
では、3つ目の”pleasant”にいきましょう。
もともとは”pleasure”(喜び)という単語から派生した単語です。
ニュアンスとしては、快適さや満足感を伴った「楽しい」という意味になります。
(楽しい(=快適で満足感のある)ご滞在となることを願っております)
I had a very pleasant night with my best friends.
(親友と楽しい(=心置きなく、気兼ねない)夜を過ごしました)
ちなみに、この”pleasant”は人に対して使うこともできます。
ただ、日本語で「楽しい人」というと、面白い人のような感じがしますが、英語でpleasant personというと「感じがよい人」とか「接していて心地よく感じられる人」という感じがします。
微妙にニュアンスが違うんですね。
enjoyableの使い方とニュアンス
続いては”enjoyable”です。これも2つの単語の組み合わせで、「楽しむ」という意味のenjoyと、「~できる」という意味のableがくっついてできた単語です。
ど直訳すると、「楽しむことができる=楽しい」ということ。
先ほどのpleasantよりもうちょっと活動的なイメージがあり、ちょっと心が浮き立つ面白さを含むような「楽しい」を表現するのに使います。
(ジョンは、川くだりは楽しかった(=気分が高揚する)よ、と言った。)
※ had been というのは、過去完了という形です。
ここでは、「過去形のさらに前のことをあらわす」くらいに考えておいてください。
The training course was really enjoyable and everyone spent hours in working on the tasks with a smile on their face.
(その研修はとても楽しい(=面白くて楽しめる)もので、みんなニコニコしながら課題に何時間も取り組んでいた)
delightfulの使い方とニュアンス
5つ目のdelightfulは名詞の”delight”(喜び)からきています。
ニュアンスとしては、想像すると笑顔になったり、気分がよくなるような「楽しい」を表したいときに使うことが多いですね。
Thank you for arranging such a delightful tour for us!
(私たちのためにこんな楽しい(=笑顔になれるような,愉快な)ツアーを企画してくれてありがとう!)
My recent trip to Paris was excellent with full of delightful surprises.
(最近のパリへの旅行は、楽しい驚きがいっぱいで最高だった。)
Delightfulも人に対して使うことができます。その場合は「愉快な」というニュアンスを含みます。
(われわれはすぐにジェーンが楽しい人だとわかり、彼女と一緒に働くのを大いに楽しんだ)
amusingの使い方とニュアンス
最後の”amusing”ですが、この単語のもとの意味は「~を楽しませる」というものです。
Exciting (わくわくさせる)やfrightening(恐ろしい)と同じ使い方をする単語ので、セットで覚えておくといいでしょう。
ニュアンスとしては、「笑える」「愉快な」という意味の「楽しい」で、主に物語や映画、あるいは人の話などに対して使うことが多いです。(人にも使用可能です。)
(彼の結婚式のスピーチはとてつもなく楽しかったねえ!)
I didn’t know he was such an amusing guy.
(彼があんな楽しい(=笑わせてくれる)やつだとは知らなかったよ。)
まとめ
様々なニュアンスの「楽しい」を表すための英単語を集めてみました。
初心者の方はまず”fun”を使うことからはじめていただき、徐々に違った「楽しい」が言えるよう、少しづつトライしてみてくださいね。
間違ってもぜんぜんだいじょうぶ。
Even making mistakes can be fun!
(間違うことでさえ楽しくなる!)
ですよ!
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