英語力向上のテストというと、TOEICと英検を思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
この記事では、
- TOEICと英検以外の資格を取って他の人と差別化したい
- 世界でも通用する英語の資格を身に着けたい
- 海外で就職するときに使える英語の資格がほしい
という方向けに、代表的な英語の資格を4つご紹介します。
また、それぞれどのくらいの英語力があればチャレンジできるか、という目安なども載せておりますので参考にしてみてください。
進学や就職だけでなく、一生モノの資格もありますのでぜひチェックしてみてください。
おすすめの英語資格(1):TOEFL
TOEFLの概要
- 主な使用目的:アメリカ・カナダ等への留学
- 受験料:$235
- 試験の開催頻度:ほぼ毎週
- 受験開始の目安:英検2級、TOEIC600点以上での受験をおすすめ
TOEFLは”Test of English as a Foreign Language”の略。主催はTOEICと同じETSというところです。
読み方は「トーフル」が一般的。
主に日本・韓国でポピュラーなTOEICに対し、TOEFLは世界各国で使われています。
また、TOEFLは(主に)アメリカの大学・大学院などへの留学のための英語力の判定を目的とした試験であることは押さえておきたいポイント。
ここもビジネス上のコミュニケーションを対象としたTOEICと違うところです。
受験料は1回$235ということで、日本円に換算すると25,000円前後。
何度も受験するには向いていないので、事前準備がとても大事です。
TOEFLの内容と難易度は?
TOEFLは「読む、聞く、話す、書く」という4つの技能をすべてテストするものです。
満点はそれぞれ30点、合計120点のスコアとなっています。
出題内容のざっくりしたまとめは以下のとおり。
【Reading】
- 制限時間:60分または80分。
- 問題数:36~56問(長文3つもしくは4つ)
- 出題形式:学術的な論文などを読み、内容の正誤や言い換え、文章の要約として正しいものを選ぶ問題。
- 制限時間:60分または90分
- 問題数:34~51問
- 出題形式:学生どうしの会話や講義の一部を聞き、内容の正誤や言い換え、聞いた内容の要約として正しいものを選ぶ問題。
- 制限時間:20分(タスクごとに別途制限あり)
- 問題数:6題
- 出題形式:はじめの2問は、与えられたお題について自分の意見を述べる。
残りの4題は学生同士の会話や講義の内容について要点をまとめたり、自分の意見を述べる問題。
問題により、準備時間は15秒から30秒、話す時間は45秒から60秒。
- 制限時間:50分
- 問題数:2題
- 出題形式:①講義の内容を聞き、その内容をまとめる。②お題が出され、それに対する賛成・反対や自分の意見を根拠とともに述べる問題 の2つ。
語数制限があるが、それを超えてもOK。むしろ超えた方が得点しやすい。
なお、TOEFLにはいくつか種類があるのですが、受けるべきテストはTOEFL iBTというもの。
(iBTは”Internet-based test”の略です。)
今TOEFLといったらこのiBTのことだと思っていただいてかまいません。
ちなみに試験はすべてPC上で行われます。
TOEFLのレベル感は?何点取れればいいの?
TOEFLは合格・不合格という類のテストでないので、レベル感がわかりづらいかもしれません。
スコアの目安として、おおよそ以下のとおりとお考えください。
- 大学留学:80点前後(アイビーリーグなど難関校は100点くらい)
- 大学院留学:90点前後(アイビーリーグなど難関校は100点くらい)
- MBA留学:100点以上(トップスクールだと105点以上のところも)
最近では日本の大学でも英語の試験をTOEFLで代替できるところが増えてきてますね。
日本では必要スコアの目安は70点~80点くらいの学校が多いです。
履歴書に書くにあたっては、80点以上からをひとつのバーと考えるのが妥当です。
もし100点以上のスコアをお持ちであれば、それはぜひ記載すべきですよ!
TOEICと単純な比較は難しいですが、個人的な印象としては総じてTOEFLのほうが難易度は高め。特に、アカデミックな話に慣れていないと最初はボコボコにやられる可能性もあるので要注意です。
TOEICで900点以上のツワモノも、TOEFLになると80点くらいしか取れないことがほとんど。で、大いに凹んで帰ってくる・・・という事例は枚挙に暇がありません。
準備はしっかりしていきましょう!
TOEFLはこんな人に向いています
TOEFLを受験するといいのはこんな方です。
- アメリカへの留学を希望している人
- 大学受験で英語の試験をなしで済ませたい人
- MBA留学を考えている人(特に社費留学の選考を控えている人)
- TOEICですでにハイスコアをお持ちの人
TOEICや英検など、英語の資格試験にある程度なじみがある人は比較的スムーズに入っていけると思います。
もしあまり試験慣れしていない人は、まず英検あたりで肩慣らしをしてからのほうがいいですね。
TOEFLを受けてみようと思った人にオススメの参考書
TOEFLを受けるなら、公式問題集で傾向をつかむのが一番。
あとは専用の単語集を1冊やりこむことをおススメします。
こちらの2冊からはじめてみるといいでしょう。
(TOEFL and TOEFL iBT are registered trademarks of Education Testing Service(ETS). This web page is not endorsed or approved by ETS.)
おすすめの英語資格(2):IELTS
IELTSの概要
- 主な使用目的:イギリス、オーストラリア等への留学
- 受験料:25,380円
- 試験の開催頻度:ほぼ毎週
- 受験開始の目安:英検2級、TOEIC600点以上での受験をおすすめ
IELTSはthe International English Language Testing Systemの略。
こちらは英国生まれのテストです。ちなみに「アイエルツ」と読みます。
イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダではほぼIELTSが英語力の証明として教育機関に受け入れられており、最近ではTOEFLの代替としても使えるケースが増えてきています。
もうひとつの特徴は、TOEFLと異なり、IELTSには留学用の「アカデミック・モジュール」と一般用の「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2つがあること。
なので、特に留学ご希望の方は間違えないようにしましょう。
受験料は1回25,380円なり。
これまた 高いですね・・・。
IELTSの内容と難易度は?
IELTSは点数ではなく、達成度に応じ1.0から9.0のBandというスコアで成績が表示されます。
また、スコアは読む、聞く、話す、書くという4技能と、総合評価の5つについて0.5刻みで与えられます。
出題内容はこんな感じになっています。
- 制限時間:60分
- 問題数:40問(長文3つ)
- 出題形式:新聞や書籍の一部を読み、空所に正しい言葉を補充したり、文章の内容に合う選択肢を選ぶ問題など。一部記述式。
- 制限時間:40分(うち10分は解答を書き込む時間)
- 問題数:40問(4セクション)
- 出題形式:日常会話、日常の説明、アカデミックな会話、アカデミックな内容の説明(講義など)という4つのセクションに分かれる。内容を聞き取りながら数字、表などを穴埋めしたり、短い質問に答える形式の問題。
- 制限時間:10分から15分程度
- 問題数:3題
- 出題形式:最初に自分自身に関する基本的なやりとりが10問ほど面接官に訊かれる。次に、テーマに基づいた短いスピーチを1,2分で行う。最後がそのトピックをテーマにしたフリーディスカッションが4,5分程度。
- 制限時間:60分
- 問題数:2題
- 出題形式:以下のとおり
《アカデミックモジュール》
①図表などを見てそこから分かることや比較などを行う問題。150語以上の指定あり。
②お題に対する自分の考えを述べる問題。こちらは250語の指定あり。
《ジェネラル・トレーニング・モジュール》
①手紙の作成。語数は同じく150語以上で、書いてほしい内容、あるいは書いてはいけない内容につき細かい指定があるのでそれに沿って書く。
②アカデミックと同じエッセイだが、内容はより日常的なもの。やはり250語以上の指定あり。
IELTSのレベル感は?何点取れればいいの?
IELTSのスコアの目安(総合)はおおむね以下のとおりとなります。
分かりやすさの観点で、TOEFL同様留学を基準にしました。
- 大学留学:6.0から6.5程度
- 大学院留学:7.0程度
- MBA留学:7.0から7.5程度
TOEFLより簡単という人もいますが、これもなかなか比較が難しいところ。
ちなみに、IELTSはイギリスの試験なので、使う英語はイギリス英語がほとんどです。
日本の学校教育はアメリカ英語が多いので、最初は「ん?」と思うかもしれません。
また、TOEFLと違い、PCではなく紙とえんぴつ、スピーキングは対面の面接というスタイルです。
TOEFL同様、試験を受けるには英検なら2級、TOEICなら600点程度の実力をつけてからのほうがいいでしょう。
IELTSはこんな人に向いています
IELTSを受験するといいのはこんな方です。
- イギリスやオーストラリアへの留学、ワーホリなどを希望している人
- MBA留学したいが、TOEFLが自分に向いてないと感じる人
- イギリス英語が好きな人
- PCで受験するのがキライな人
IELTSには若干TOEFLに対する対抗意識があるようで、最近プロモーションにも力を入れているようですね。
不正行為があったため、と言われていますが、もしかしたらIELTSをスタンダードにしたいイギリスの思惑があったのでは・・・とまことしやかにささやかれています。
IELTSを受けてみようと思った人にオススメの本
IELTSも最近では公式問題集が日本語で手に入るようになりました。
1冊ですべての分野について対策できますのでまずはここから始めるのが無難です。
おすすめの英語資格(3):国連英検
国連英検の概要
- 主な使用目的:進学・就職(国連含む)・国際情勢の理解など
- 受験料:2,700円(E級)~10,500円(特A級)
- 試験の開催頻度:年2回(5月・10月)ただしA級と特A級は7月、12月に二次試験あり。
- レベルの目安:一番下のE級は英検3級程度。
国連英検という名前ですが、バックアップしているのは外務省。
日本の英検と同じく級ごとに分かれており、エントリーレベルのE級から最難関の特A級までの6段階となっています。
また、テストの内容も単純に英語力を見るだけではなく、国連の仕組みや機能、理念などを理解しているかや、国際情勢に対する理解度を問われたりもします。
世界で起きていることについて、国際常識に基づいて語ることができる人を育成する、というのがメインの試験です。
受験料は級ごとに異なり、もっとも高い特A級で10,500円、最初のレベルのE級で2,700円です。
国連英検の内容と難易度は?
TOEFLやIELTSと異なり、国連英検は各級ごとに合格・不合格が出ます。
級ごとの出題内容やレベル感については下の表をご覧ください。
【E級】
- レベル:中学校修了程度。英検でいうと3級程度。
- 制限時間:80分
- 満点:80点
- 出題形式:Reading50問、Listening30問の計80問。
【D級】
- レベル:高校1,2年生修了。英検で言うと準2級程度。
- 制限時間:100分
- 満点:100点
- 出題形式:Reading60問、Listening40問の計100問。
【C級】
- レベル:高校修了程度。英検で言うと2級程度。
- 制限時間:100分
- 満点:100点
- 出題形式:Reading60問、Listening40問の計100問。
【B級】
- レベル:(強いて言うと)大学生程度。英検で言うと準1級程度。
- 制限時間:120分
- 満点:100点
- 出題形式:Reading40問、Listening40問の計80問に加え、Writing1題(20点)。
【A級】
- レベル:(強いて言うと)社会人以上。英検で言うと1級程度。
- 制限時間:120分(1次試験)
- 満点:100点
- 出題形式:Reading80問に加え、Writing1題(20点)。2次試験で面接あり(10分) Listeningは課されない。
【特A級】
- レベル:(強いて言うと)国際機関候補生。英検で言うと1級を超えるレベル。
- 制限時間:120分(1次試験)
- 満点:100点
- 出題形式:Reading80問に加え、Writing1題(20点)。2次試験で面接あり(10分)Listeningは課されない。
B級まではリスニングの割合が多い反面、A級および特A級ではリスニングがなくなるというのが特徴です。
また、国際時事問題のウエイトも高く、当然ながら国連に関する知識は必須となります。
あと特筆すべきこととして、最上級の特A級に合格すると、国連で2年間働けるJPO派遣制度に申し込めることがあります。
さらに成績優秀者は外務大臣表彰までしてくれるとか。
他にも、
- 国際協力機構(JICA)⇒C級以上を語学レベルの認定基準に設定
- 警視庁の警察官採用試験⇒C級以上を1次試験の成績の一部として評価
といったように、公的な仕事に就きたい場合は優遇されますので持っておいて損をしないでしょう。
国連英検のレベル感は?何点取れればいいの?
国連英検の難易度や合格ラインについては概ね以下のような水準です。
※合格最低点は毎回変動します。あくまで目安とお考え下さい。
- E級~B級:60%程度
- A級:65%程度
- 特A級:70%程度
合格率については残念ながらデータがないのですが、英検準1級の合格率(1次)が15%程度と言われています。
そこから類推すると、A級や特A級ではさらに合格率が低い難関であると想定しておいて間違いないでしょう。
国連英検はこんな人に向いています
国連英検は以下のような方におすすめです。
- 将来国連や外務省、あるいはJICAなどの国際機関で働いてみたい人
- 英語で国際情勢についての理解を深めたいと思っている人
- 海外に行ったときに、日本人として恥ずかしくない話をしたいと思っている人
なお、特A級は他の試験と比べても難易度が高く、一部の資格マニアにも人気だとか。
いずれにしても、国連や国際情勢に特化しているのでその部分の知識をつけたいのであれば受験する価値はあると言えます。
国連英検を受けてみようと思った人にオススメの本
国連英検は割と書店でも問題集がおいてあります。
問題集に加えて、国連に関する指定テキストもあるので一緒に用意しておくといいですね。
仮に受験をしなくても、一般教養としても役に立つので、手元に置いておいて損はしないでしょう。
おすすめの英語資格(4):ケンブリッジ英検
ケンブリッジ英検の概要
- 主な使用目的:イギリス、オーストラリア等への留学、就職、移住など幅広い
- 受験料:下記参照(場所により異なる)
- 試験の開催頻度:ここから確認できます
- レベルの目安:英検4級くらいから最上級者まで
こちらも名前のとおり、イギリスの名門、ケンブリッジ大学が主体になって運営している英語の運用能力検定です。
レベルは5段階に分かれており、ヨーロッパでの知名度が非常に高いのが特徴。
なぜかというと、ケンブリッジ英検はヨーロッパ共通参照枠(CEFR)という統一基準に沿ったテストだから。
海外の語学学校でもよく受験を勧められるみたいですね。 資格は生涯有効なのも隠れたメリットです。
CEFRとの関係はこちらの表がよくまとまっていますので転載させていただきました。
(出典:文部科学省。表の一部のみ抜粋。)
IELTSや英検との比較もできますね。
さて、受験料についてですが、ここは要注目。
なんとケンブリッジ英検の受験料は、どこのテストセンターで受験するかによって微妙に異なります!
ざっと見たたけでも数千円違うので、安いところを探しましょう。
・A2 Key/ Key for schools: 9,720円
・B1 Preliminary/ Preliminary for schools:11,880円
・B2 First/ First for schools: 19,980円
・C1 Advanced: 22,140円
・C2 Proficiency: 25,380円
なお、ケンブリッジ英検は公式のテストセンターをHPで探せます。
近くに会場があるかも含めこちらから探すようにしていただくとよいですよ。
ケンブリッジ英検の内容と難易度は?
世界では割とメジャーなケンブリッジ英検なのですが、日本だとちょっと知名度が低いせいか、情報が少ないですね。
あと、日本語のサイトが慣れていないと少し使いづらいので、それも一因でしょう。
自分で検索するのは骨が折れるかと思いますので、主な級ごとのテスト内容を以下のとおりまとめました。
A2 Key/ Key for schools
◇Reading+Writing (70分)
50%の配点。簡単なサイン、パンフレット、雑誌などの読み取り。Writingは25-35語前後の短いメモなど。
◇Listening(30分)
25%の配点。日常の簡単な会話、アナウンスなどの聞き取りと内容理解。
◇Speaking(8-12分)
25%の配点。2人1組で自己紹介や写真を使った会話など。
◇レベル・・・英検3級と準2級の間くらい。
B1 Preliminary/ Preliminary for schools
◇Reading+Writing(90分)
50%の配点。簡単なサイン、パンフレット、雑誌などの読み取り。
Writingは3つの問題から1つを選べるが、いずれもトータル100語程度を書く。
◇Listening(30分)
25%の配点。日常の簡単な会話、アナウンスなどの聞き取りと内容理解。
◇Speaking(8-12分)
25%の配点。2人1組で自己紹介や写真を使った会話など。
◇レベル・・・英検2級程度。
B2 First/ First for school
◇Reading / Use of English(75分)
40%の配点。7パートからなり、文法・語彙問題(空所補充)や読解など、大学入試のような問題。
◇Writing(80分)
20%の配点。
①与えられたお題について考えを書く
②記事、手紙、エッセイ、物語など4つの選択肢から1つを選んで書く
の2つ。それぞれ140語から190語程度。
◇Listening(30分)
20%の配点。4パートあり、日常会話、アナウンス、インタビューや学校の講義などの聞き取りと内容理解。
◇Speaking(14分)
20%の配点。2人1組で自己紹介や写真を使った会話など。
◇レベル・・・大学生、または英検準1級程度。
C1 Advanced
◇Reading / Use of English(90分)
40%の配点で、全8パート。文法問題と読解、文章の並べ替えなども。出題される文章はアカデミックなものが多い。
◇Writing(90分)
20%の配点。出題は2題。
①文章を読み、それに基づいて2つある論点のどちらがより大事か論じる。
②お題が5つほど提示され、そこから1つを選んで書く。
それぞれ220語から260語程度。
◇Listening(30分)
20%の配点。
会話の一部、アナウンス、インタビューやモノローグ、ラジオ番組などの聞き取りと内容理解。4パートで計30問。 記述式もあり。
◇Speaking(15分)
20%の配点。2人1組で行う。
①自己紹介と面接官との簡単なやりとり
②3つの写真のうち2つに関するスピーチ
③もう一人の受験生と与えられたお題に関する会話
④面接官も交え全員参加による、お題についてのディスカッション
という4パート構成。
◇レベル・・・社会人、または英検1級程度
C2 Proficiency
◇Reading / Use of English(90分)
40%の配点。全7パート。Advancedとほぼ同じ形式だが、大学入試の現代文レベルの高度な読解力が必要。
◇Writing(90分)
20%の配点で、2題出題。
①短い文章を読み、それを要約しつつ、論点について語る。
②お題が5つほど提示され、そこから1つを選んで書く。
の2つ。①は240-280語、②は280-320語。
◇Listening(40分)
20%の配点。これもAdvancedとほぼ同じ形式だが、問題文はより長く複雑。4パートで計30問。
◇Speaking(16分)
20%の配点。2人1組で行う。
①自己紹介と面接官との簡単なやりとり
②もう一人の受験生と、与えれた課題に対する合意形成
③面接官から渡されるカードに書かれた内容についてのスピーチと、それに基づくディスカッション
という3パート構成。
◇レベル・・・英検1級を超えるレベル。TOEFL100点程度は必要。
より詳しく知りたい方は、ケンブリッジ英検のHPも併せてご覧ください。
ケンブリッジ英検のレベル感は?何点取れればいいの?
ケンブリッジ英検の合格ラインはCambridge English Scaleという独自の指標があり、そのスコアで何点取れたかによって合否が決まってきます。
- Key (for schools): 120点以上
- Preliminary (for schools): 140点以上
- First (for schools): 160点以上
- Advanced: 180点以上
- Proficiency: 200点以上
合格・不合格に加えて、各分野ごとのスコアを教えてくれるのがいいところ。
また、合格のなかでもA/B/Cというグレードがあり、より細かく達成度合いがわかるようになっています。
ケンブリッジ英検はこんな人に向いています
かなり幅広い層を対象にしているケンブリッジ英検ですが、特に以下のような人にはおすすめです。
- イギリスへの移住を真剣に考えていて、ビザ取得のアピール材料にしたい人
- ヨーロッパ基準での英語力を測りたい人
- 最難関資格にチャレンジしてみたい人
ケンブリッジ英検は私も受験経験がありますが、特にライティングが難しい試験だと感じました。
自分だけでは対策しづらいところですので、プロによる添削を受けるのが合格への早道です。
ケンブリッジ英検を受けてみようと思った人にオススメの本
先ほどもお伝えしたとおり、他の試験と比べるとケンブリッジ英検の情報は少ないですね。
海外の本ですが、こういう問題集がありますのでご参考まで。
まとめ
世界を見渡すと、英語の試験もたくさん種類がありますが、ここでは日本で受験可能な試験にフォーカスしました。
英検やTOEICが当たり前の今だからこそ、あえて他の資格にも目を向けてみたいですよね。
この記事があなたの英語学習の目標設定や、モチベーション向上につながれば幸いです。
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