英語好きなら知っておきたい、「映画」の英語

おそらく、英語が好きな人のほとんどはハリウッドなどの海外の映画も好きなのではないでしょうか。

映画は独特の単語や表現が多いですが、どのくらい知っていますか?

今回は映画に関する英語表現を基本から応用までいろいろとコレクションしてみました。

「映画」に関する基本的な英語表現

映画の基本単語は、アメリカとイギリスでけっこう違う

まず、「映画」を英語で言うと何でしょう?

実はこれ、カンタンな要で割と奥が深いんですよ。

映画は英語で、”movie”とか”film”といいます。

一本、二本と数えられるので、冠詞をつけたり、うしろにsをつけて複数形にします。

 

そんなの知ってるよー、という人も多いですよね。

では質問です!

どっちがアメリカ英語でどっちがイギリス英語ですか?

 

正解はmovieがアメリカ英語、filmがイギリス英語です。

映画に関する英単語はアメリカ英語とイギリス英語で割とくっきり分かれていることが多いですね。

たとえば、「映画館」はふつう、アメリカでは“movie theater”といい、イギリスでは“cinema”といいます。

他にもいろいろ出てきますが、初心者の方はあまり気にせずとりあえず覚えることを優先しましょう!

 

では、今度は映画を「見る」という動詞についてはどうでしょう。これは英語で

  • go to a movie (the moviesもあり) / go to a cinema
  • see a movie
  • watch a movie

というのが一般的な言い方。

先ほどと同じく、movieを使うのがアメリカ英語、cinemaはイギリス英語です。

 

残りの”see a movie”と”watch a movie”ですが、両方とも「見る」だから一緒だと思いますよね。

これはアメリカかイギリスか、という話ではなくて、一般的に

see a movie= 映画館で映画を見る
watch a movie= テレビやDVDなどで映画を見る

という違いがあります。YouTubeやNetflixで見る場合も”watch”になります。

 

MEMO
余談ですが、Netflixの”flix”はもともと”flicks”という単語から来ています。

この”flick”もアメリカの口語で「映画」という意味なんです。

 

もうひとつ、映画に関する基本動詞としては、映画を「撮る」も知っておきたいですよね。

これは英語で”shoot a movie”または“film a movie”といいます。

shootはアメリカ英語、filmはイギリス英語です。

これらの動詞のあとに映画のタイトルを入れて、「~を撮影する」という言い方もありです。

 

映画の基本単語を使った例文

最後に、ここまでの表現を使った例文をいくつか見てみましょう。
(アメリカ英語にそろえています)

例文

▶ Why don’t we go to a movie this weekend?
(この週末、映画見に行かない?)

 

▶ There are a lot of movie theaters in Tokyo.
(東京には映画館がたくさんあります。)

 

▶ I watched “Cloverfield Paradox” on Netflix. It was great.
(ネットフリックスで「クローバーフィールド・パラドックス」を見た。すごく面白かったよ。)

 

▶ Did you know that they shot “World War Z” here?
(ここで「ワールドウォーZ」の撮影したって知ってた?)

 

映画に関連した英語表現と例文は?

それでは次に、映画に関連したいろいろな単語やフレーズを一緒に覚えていきましょう。

まず、映画のいろいろなジャンルについて。主なところを一覧にしました。

【主な映画のジャンル】

  • ホラー: a horror movie
  • コメディ: a comedy movie (※1)
  • アクション: an action movie
  • サスペンス: a suspense movie
  • スリラー: a thriller (movie)(※2)

※1→ラブコメは “romantic comedy”といいます。love comedyは和製英語なので注意!
※2→なぜかスリラーはあまりうしろにmovieをつけません。

それを言いだすと、そもそも「ジャンル」という言葉じたいも英語ですね。”genre”と書きます。

ちなみにこの単語、発音に要注意です。カタカナで書くと「ジャーンラ」に聞こえます。

 

ここからはその他、よく使うフレーズについて例文もセットにしてみていきましょう。

予告編

映画の「予告編」は“teaser”とか“trailer”といいます。

“teaser”は映画上映のかなり前に流す、ほとんど内容が分からない「予告編」のこと。

日本の映画だと「特報」レベルのものをいいます。

trailerがいわゆる普通の「予告編」ですね。

また、細かいことをいうとteaserは通常1分以内です。

例文

▶ A new trailer of “Shin Godzilla” has been released but it was not so different from the teaser.”
(「シン・ゴジラ」の新しい予告編が公開されたが、「特報」と大して変わらなかった。)

前編・続編

シリーズものの映画で、「前編」あるいは「前日譚」を”prequel”、続編を”sequel”といいます。

例文

▶ “Prometheus” is a prequel to “Alien.”
(「プロメテウス」は「エイリアン」の前日譚だ。)

 

▶ Unfortunately very few sequels are better than the first one.
(残念ながら、1作目を超える続編はめったにない。)

 

試写会

英語で試写会は”preview”と言います。たまにこの単語は「予告編」の意味でも使われるので気をつけましょう。

例文

▶ I saw “Terminator 3” at a preview and thanked God I didn’t pay for it.
(私は「ターミネーター3」を試写会でみて、お金を払わなかったことを神様に感謝した。)

 

主演する

映画で「主演する」を英語では“play the lead in” “star in”を使います。よく「映画スター」といいますが、あれは実はここからきてるんですね。

また、「~主演の」というときには”starring~(俳優の名前)”という順番になります。

なお、映画の「主演男優・女優」は”starring actor/actress”または “leading actor/actress”です。

例文

▶ Brad Pitt starred in many movies such as “Fight Club” and “Seven.”
(ブラッド・ピットは「ファイト・クラブ」や「セブン」など多くの映画で主演した。)

 

▶ Mission Impossible is an action movie starring Tom Cruise.
(「ミッション・インポッシブル」はトム・クルーズ主演のアクション映画です。)

 

映画監督

役者と同じく、映画に欠かせないのが映画監督ですね。

これは英語で ”movie (film) director”といいます。

例文

▶ Takeshi Kitano is one of my favorite movie directors.
(北野武は私の大好きな映画監督の一人です。)

 

大ヒット作・失敗作

映画には当たり外れがつきものですよね。

大当たりした「大ヒット作」は英語で ”blockbuster”といいます。

反対に、いまいちパッとしない「失敗作」のことを英語で”lackluster”といいます。セットで覚えておきましょう。

例文

▶ I don’t understand why Batman was such a lackluster when Spiderman series all became blockbusters!
(何で「スパイダーマン」シリーズがみんな大当たりしたのに、「バットマン」がなぜパッとしなかったのか理解できない。)

 

字幕・吹き替え

映画を見るとだいたい「字幕派」と「吹き替え派」がくっきり分かれますね。

字幕を英語で”subtitles”、吹き替えは”dubbed”といいます。

※このsubtitilesは必ず複数形にしましょう。

例文
▶ I would like to be able to understand a movie without subtitles someday.
(いつか字幕なしで映画を理解できるようになりたい。)

▶ I don’t like dubbed movies because a lot of things are lost in translation.
(翻訳でいろいろなことが失われるので、吹き替えの映画は好きではない。)

 

あとひとつ、おまけの英語表現。

昔よく「全米が泣いた!」っていう宣伝文句がありましたよね。

あれを英語で言うなら、”All America wept!”という感じです。

 

まとめ

英語圏では日本よりも映画を見る文化が根強いです。

また、英語を覚える上でも映画は非常に有効なツールのひとつと言えます。

映画の英語はアメリカ英語とイギリス英語の差が大きいですが、

どっちを使っても問題ないので、恐れずにどんどん使っていきましょう!

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