英語の基礎力をアップしたい・・・と思うと、まず最初に思いつくのが
「単語力の強化」
ではないでしょうか。
そのために英単語帳を買ってきて頭から読んでいく・・・というのを誰もがやったことがあると思います。
けどその結果、どのくらい英単語を覚えられましたか?
私も経験ありますが、結局買ったまま開くことのなかった英単語帳が本棚に1,2冊あったりしますよね笑
そこで今回は、英単語帳いらずで、いつでもどこでも、どなたでもできる簡単なボキャブラリービルディングのコツと具体的な方法を2つご紹介します。
特に、自分は暗記がニガテ、と思っている人にこそ試してほしい方法です。
ここでご紹介する方法を実践していただければ、1,000語や2,000語くらい軽く覚えられるようになりますよ!
英単語帳で英単語を覚えるのが苦痛な理由
まず、今までの英単語帳が続かなかった理由を考えたことはありますか?
実は、その理由は至ってシンプルなのです。だいたいの場合、以下の2つに集約されます。
・そもそも興味のない英単語が羅列されている
・覚えるということ自体が受け身の作業になっている
まず、英単語帳は最近でこそ使い勝手もよくて見た目もキレイなものが増えてきましたが、基本的には無味乾燥ですよね。
それを頭から読んでいく・・・というのはやっぱり苦痛です。イヤになるのも無理はありません。
人間、興味がないことはどうしても頭に入ってこないのです。
もうひとつの理由である、「英単語を覚えるのが受け身の作業」というところはどうでしょう?
え?単語を覚えることって、自発的なことじゃないの?と思われるかもしれませんね。
これは何が言いたいかというと、単語帳に載っている英単語を覚えるというのは結局、
「自分に必要かどうかわからないものを与えられて、それに従わされている」ということに他なりません。
だからいくらがんばって英単語帳を何周しても記憶に残らないんです。
逆に言うと、これらの要因を取り除ける勉強法があれば、英語のボキャブラリーを増やすのは楽しくなり、結果として多くの単語を覚えることができるはずですよね。
楽しい英単語の増やし方2つ
それでは、興味をもって、しかも自発的に単語を増やせる方法はあるのでしょうか?
ここではすぐにできて効果の高い方法を2つご紹介します。
1)英単語しりとり
まずおすすめしたいのが、「英単語しりとり」です。
多分なんとなくお分かりいただけると思いますが、やることはホントに単純。日本語のしりとりと同じです。
まず何かひとつ英単語を思い浮かべてください。
で、その単語の最後のアルファベットで始まる次の単語を隣に書きます。あとはそれをひたすら続けていくだけ。
日本語のしりとりと違って、「ん」で終わるというルールもなしです。
なので、単語が思いつく限りずっと続きますよ。
最初は10個とか20個で終わってしまうかもしれませんが、慣れてくると100個くらい書けるようになってきます。
目標を決めて徐々につなげる単語を増やしていくと楽しいですね。
また、最初のうちは「3回まで辞書を見てOK」など、補助をつけながらやると知らないうちに辞書を使った勉強にもなるのでより効率的です。
ちなみに私のオススメは自分だけでなく、友達と一緒にやることです。
みんな覚えている単語が少しずつ違うので、一人では出てこない単語が出てきます。
知らない単語があったら、「この単語ってどういう意味?」と訊いてみましょう。それも非常にいい勉強になります。
スペルもきちんと書けているかチェックしましょうね。それも自分の力になります。
2)英単語マインドマップ
これもボキャブラリーを増やす上ではぜひオススメしたい勉強(?)法です。
紙を1枚用意して、真ん中に○を書いてください。
で、その中に適当に英単語をひとつ入れます。
その英単語から連想するものをひたすら自由につなげていく、というのがこの「英単語マインドマップ」のやり方です。
例えばですが、「真ん中」だから”center”という単語にしたとしましょう。
この単語から何を連想しますか?
私は、右(right)、左(left)、上(up)、下(down)ときて、upの上に「はしご」(ladder)が来ました。
「はしご」から消防車(fire engine)を連想して・・・という感じにどんどん広げていくんですね。
この方法で英単語を増やすコツは、連想していて「日本語は出てきたけど、英語が出てこない・・・」というものも遠慮せずにバシバシ日本語で書いておくこと。
で、後でまとめて辞書を使って調べればいいんです。
中には「英単語帳で見たけど、何だっけ・・・」というものも出てきますから、そこで改めて英単語帳にご登場願いましょう笑
この方法は何がメリットかというと、基本的にマインドマップに出てくる単語は「自分が連想した単語」や「自分が言いたいと思っている単語」ばかりだということです。
すなわち、自分にかかわりがあるボキャブラリーですから、覚えやすくて当たり前なのです!
こうやって語彙を増やしていけば、自分のよく使う言葉を効率よく英語でも覚えることができるので、スピーキングにもいい影響がありますよ。
もちろん、この「英単語マインドマップ」も、友達と一緒にやってみると効果倍増。友達の頭の中ものぞけるのでなお盛り上がります笑
時間を決めて出てきた単語数を競ってもいいし、誰かが書いた単語から連想するものを順番に書き足して、みんなでひとつのマップを作ってもいいし、遊び方もいろいろです。
まとめ:英単語を覚えるには「勉強」から脱しよう!
英単語を覚えることは、けっして「苦行」ではないのです。
ちょっとやり方を工夫するだけで、英単語力はグンと伸びますし、そうなってきたらどんどん覚えるのが楽しくなりますよ。
この記事でご紹介した方法で基礎になる英単語力をつけて、そこから英単語帳に進んでももちろんOK。
「英単語を覚える=勉強」というマインドセットを取り払って、自由になりましょう!
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