給料、賃金の英語表現と例文。異なる単語の使い分けをマスターしよう!

サラリーマンであれば毎月入ってくるお給料。

日本語だと他に「賃金」なんていう言葉もありますね。

こういった、「給料」や「賃金」について、英語で言えますか?

この記事では英単語だけでなく、英語で「給料」や「賃金」についていろいろなことが言えるよう、例文も使いながら役に立つ表現をいろいろご紹介します。

最後まで読んでいただければ、サラリーマンにとって大事なお金の話がスムーズにネイティブとできるようになりますよ!

「給料」や「賃金」の英単語とその使い分けは?

まずは、「給料」や「賃金」に関する基本単語からおさえましょう。

「給料」の基本英単語2つ

「給料」は英語で”salary”がもっとも基本的な単語です。

まさに、サラリーマンの「サラリー」ですよね。

発音のポイントは真ん中の”l”と最後の”r”です。

”l”は舌の先を上あごにつけて発音します。一方で、”r”はいったん唇をすぼめて、そこから口を横に開きながら発音します。

何度かゆっくり口を動かして練習してみるといいですよ。

参考
ちなみに、このsalaryの語源は何かご存知ですか?

実は、salaryはもともと、「塩」(salt)から来ているんです。

古代ローマ時代、ローマ帝国は兵士の給料を塩で払っていた時代があり、そこからこのsalaryという言葉が生まれたんだそうですよ。

他に、給料という意味でよく使う単語としては”pay”があります。

もともとは「支払う」という意味の動詞ですね。名詞として使うとこれも「給料」という意味になります。

ニュアンスとしては、”salary”よりも少し口語的な感じがする単語です。

「賃金」の英単語は?

一方、「賃金」は英語で“wage”です。

さっきの”salary”と何が違うの?というと、このwageという言葉は通常、「一時間あたりもらえるお金」や、「主に肉体労働で稼ぐお金」を指すのに使われます。

微妙に意味が異なるので注意しましょう。

MEMO
その他、”payroll”とか”remuneration”という単語も「給料」を意味する英単語です。
“payroll”は日本語で言うと「給与」「人件費」という意味になります。
“remuneration”も「給与」とか「報酬」という意味の硬い単語です。
※「給与」と「給料」の違いですが、「給与」というのは従業員がもらう「給料」に諸手当を含めたものを指します。

TOEICで高得点を狙いたい人や、本格的なビジネス英語に取り組みたいと思っている人はこのあたりまで覚えておくといいですね。

「給料」や「賃金」に関する英語。例文で言い方を解説!

「給料」や「賃金」を意味する基本英単語を3つご紹介しました。

では次に、これらの単語を使ったフレーズをみていきましょう。よく使いそうなものをいくつかまとめておきました。

  • 高い(低い)給料 : high (low) salary/pay
  • 給料が上がる: get a raise; have (get) an increase in salary
    ※「~%」上がる、といいたい場合は”have a ~% pay raise”や “have a ~% increase in salary”で通じます。実額を入れてもOK。
  • 給料が下がる: get a pay cut; have (get) a decrease in salary
    ※通常、get a pay cutをよく使います。また、~%とか実額は上と同じ語順で表現できます。
  • 給料がいい(悪い): pay someone well (badly)
  • 給料のいい(悪い)仕事: a high(low)-paying job
  • 給料日: a pay day (“payday”と1語にしても可)
  • 賃金の伸び: wage growth
  • 賃金奴隷: a wage slave

では、これらのフレーズを取り入れた例文もご紹介します。いずれもすぐ使えると思いますので、書き留めるなりコピペしてメールに使っていただくなりしてもOKです。

例文
▶He is always complaining about his low salary.
(彼はいつも、給料が低いことに文句を言っている)

▶She worked so hard that she was able to get a 10% raise.
(彼女は一生懸命働いたので、給料が10%上げることができた)

▶Is it true that Japanese banks pay you very well?
(日本の銀行は給料がすごくいいって本当?)

High-paying jobs sound nice but sometimes you have to accept long working hours.
(給料のいい仕事はよさそうに聞こえるが、長時間労働を受け入れざるを得ないことがある)

▶(会話文)

A: What day of the month is payday?
(給料日は何日ですか?)
B: Your payday is the 20th of each month. If the 20th falls on a holiday, you will be paid on the preceding working day.
(給料日は毎月20日です。もし20日が休日の場合、その前の営業日に給料は支払われます)

▶Japan is lagging behind other developed countries in terms of wage growth.
(賃金の伸びという点では、日本は他の先進国に遅れをとっている。)

▶In Japan, the word “salaryman” often means a “wage slave.”
(日本では、「サラリーマン」という言葉はしばしば「賃金奴隷」という意味だ。)

 

「給料」や「賃金」の英語、関連表現あれこれ

最後に、給料や賃金に関連するフレーズです。いずれもよく出てくるのでセットで覚えてしまいましょう。

  • 手当: an allowance
  • 初任給: a starting salary
  • 基本給: a base salary
  • 退職金: a retirement pay
  • 給与明細: a pay statement; a payslip; a paystub

※最後の「給与明細」ですが、 a payslipはイギリス英語、a paystubはアメリカ英語です。

まとめ:仕事をしている人には「給料」と「賃金」の英語は必須!

世界中どこにいても、会社で働くなら必ずといっていいほど「給料」や「賃金」の話になります。

むしろ海外のほうがそういったことを話す機会が多いといってもいいでしょう。

そんなときにしっかり会話に参加できるよう、この記事を参考にして基本的な英単語と表現をマスターしておきましょう!

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