「痛い」の英語表現いろいろ。慣用表現もセットで詰め合わせ!

みなさんこんにちは。

日常よく使う表現をまとめているこのコーナーですが、今回は「痛い」という言葉に注目してさまざまな英語表現を集めてみました。

意外と広がりのある英語なので、もし知らない表現や単語があったらこれを機に使ってみてくださいね。

 

「痛い」の英語、基本的な表現は?

まずは英語で、「痛い」というときの基本的な表現のバリエーションをいくつかみてみましょう。

「痛い」という形容詞は”painful”とか”sore”という単語になります。

ただ、「どこどこが痛い」というのは英語の場合、動詞を使って表現します。
一般的な言い方としては、

feel (have) a pain in (onもあり)~

という感じになります。

あるいは、hurt”(痛む)という動詞を使って、シンプルに “~(痛む場所) hurts.”と言ってもOKですね。

 

例えば「右腕が痛い」と言いたい場合、以下のように2通りの表現ができます。

例文

I feel a pain on my right arm.

My right arm hurts.

 

MEMO

余談ですが、painを使って表現に “a pain in the neck”というのがあります。

首の痛み、というのが直訳ですが、熟語として使うと「厄介な悩み」とか「目の上のたんこぶ」といった意味になります。

 

このほかにも、例えば「腹痛」「頭痛」「歯痛」などのように、よくある痛みについてはそれ専用の英単語ができているものもあります。

少し例をあげてみましょう。

  • 腹痛: stomachache
  • 頭痛: headache
  • 歯痛: toothache

最後の”ache”というのがそのまま「痛み」という意味になります。

 

これらの単語を使って「痛い」を表現する場合には、

I have a toothache.というように、”have a 〇〇ache” というかたまりになります。

 

いろいろな「痛い」を表現するための英語フレーズ

さて、ひとくちに「痛い」といってもいろいろな痛さがあります。

日本語でもよく「頭がズキズキする」とか、「すり傷がヒリヒリ痛む」とか、「胃がキリキリ痛い」なんていう風に使い分けをしますよね。

このようないろいろな「痛い」を英語で使い分けてみましょう。

せっかくなので上記の3つの例を使っていきますね。

 

まず、「ズキズキする」痛みについて。

これは英語で”throbbing”または”pounding”という単語で表現します。

頭痛は先ほど、 I have a headache.という形で英語にする、とお話しましたね。

 

これを使って、「頭がズキズキする」というのを英語でいうと、

“I have a throbbing (pounding) headache.”

と表現できます。

 

では、次の「ヒリヒリする」痛みについて。

これは英語で、”burning”とか”tingling”という単語で表現するのが一般的です。

“burn”はもともと「燃える」という意味です。

ヒリヒリするときのあの焼けるような感じ、と覚えておくといいでしょう。

 

すり傷がヒリヒリするのは、

“My scratch is burning.” や

“I have a tingling pain on my scratch.”

といえば通じます。

 

3つ目の「胃がキリキリする」。要は「刺し込むような痛さ」っていう感じでしょうか。

これは英語で言うと、”griping”とか”sharp”というのがピッタリくる表現だと思います。

 

特に“sharp”はそのまま、「鋭い」痛みなのでわかりやすいですね。

I have a sharp (griping) pain in my stomach.
というと、「胃がキリキリ痛む」となります。

 

もう少し違った表現では、

That news really made my stomach tight.
(あの知らせにはホントに胃がキリキリしたよ)

 

なんていう言い方もあります。

 

「痛い」にまつわる英語の慣用句あれこれ

さて、ここからは様々な「痛い」に関する慣用表現や熟語などを見ていきたいと思います。

主だったところを一覧にしてみました。

 

「痛い」の慣用表現6つ

・痛いところをつく
⇒ hit (touch) a sensitive (sore) spot, hit someone where it hurts
・痛い目に遭わせる
⇒ teach someone a lesson
・痛いの痛いの、とんでけー
⇒ kiss it and make it well!
・耳の痛いことを言う
⇒ tell someone home truths
・手痛い出費
⇒ a stab in the wallet
・手痛い失敗
⇒ a costly error, a painful mistake

 

例文もそれぞれあわせてどうぞ。

例文
It seems that her remarks hit him where it hurts. He fell silent.
(彼女は、どうやら彼の痛いところを突いたらしい。彼は黙っちゃった。)

He has been selfish too much these days. Maybe we should teach him a lesson.
(あいつは最近ワガママが過ぎる。そろそろ痛い目に遭わせたほうがいいな)

I told John home truths about his reputation in the office.
(私はジョンに、彼の会社での評判について耳の痛い指摘をした)

I had a car accident but I was not insured. The repair cost was a real stab in the wallet.
(私は自動車事故を起こしたが、保険に入っていなかった。修理費は痛い出費だった。)

Will spent 10,000 dollars on cryptocurrency, only to realize that it was a costly error.
(ウィルは仮想通貨に1万ドル突っ込んだが、結果それが手痛い失敗だったと気づいた)

 

おまけ:カタカナの「イタい」は英語でなんて言う?

ここまでは通常の日本語でいう「痛い」に関する英語表現でしたが、日本語にはもう一つ

「イタい」

という別の言葉がありますね。

これは英語で何といったらいいかご存知でしょうか?

 

そもそも、この「イタい」が何を意味するのか、というところから考えないといけないですよね。

 

これはどうも

「言動などが非常識で、見ていて痛々しい」

から来ているらしいです。古文の「かたはらいたし」みたいな感じですね。

 

おそらくこの日本語のニュアンスとしては「かわいそうなヤツだなあ・・・」という感じでしょうか。

英語で置き換えるとしたら“pathetic”という単語がいいのではないかと思います。

 

例としてはこんな感じになります。

例文
Dan was trying desparately hard to make everyone laugh with his freezing jokes, and we all found him pathetic.
(ダンは必死に寒いジョークでみんなを笑わそうとしていて、みんな「あいつイタい」と思った。)

 

She does not have the slightest idea about what common sense means. Absolutely pathetic.
(あの子、まるで常識っていう言葉の意味がわかってないな。本当イタいわ。)

 

まあ、あまり使わないほうがいいような気はしますが、万一海外の人に「イタい」ってどういう意味?と訊かれたときのためです・・・。

 

まとめ

今回は「痛い」(と「イタい」)についての英語表現を、基本から慣用句まで一気にまとめてみました。

細かなニュアンスの違いなどもうまく表現できるよう、今回の記事を参考に英語のバリエーションを増やしていただけたら幸いです!

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